犬・猫の呼吸が苦しいとき(夜間の受診の目安)
夜中に急に息が苦しそうになったり、胸やお腹の動きが大きくなったりすると、強い不安を感じると思います。
呼吸の異常は夜間に悪化しやすく、命に関わることもある症状です。
判断に迷われたときは、症状の動画がある旨をお電話でお伝えください。
大阪の夜間救急として、状態に応じたご案内を行います。
① すぐに受診・連絡してほしい呼吸のサイン(呼吸困難・息が苦しい)
次のような状態は一刻を争う可能性があります。すぐにご連絡ください。
- 夜に急にハアハアし始めた(犬)
- 口を開けて呼吸している(猫は特に危険)
- 呼吸が明らかに速い・荒い
- 口を開けてハアハアしている(特に猫は危険)
- 舌や歯ぐきが紫・青色になる(チアノーゼ)
- 横になれず、座ったまま必死に呼吸している
- お腹を大きく使って呼吸している
- ぐったりして反応が弱い
- 咳が止まらず苦しそうにしている
- 喉に異物が詰まった可能性がある
- 心臓病・喘息・気管虚脱などの持病がある子の呼吸苦
呼吸の異常は見た目以上に危険なことがあり、悪化も非常に早い症状です。迷ったらすぐご相談ください。
② 一見軽く見えても受診を検討すべきケース
- 呼吸が浅い・いつもより速い気がする
- 軽い咳が出るが落ち着いている
- 運動後に一時的に呼吸が速くなっている
- 鼻づまりやくしゃみが続いている
- シニアで最近呼吸が重く感じる
特に高齢の子・短頭種(パグ、フレブルなど)・肥満の子は悪化しやすい傾向があります。
不安がある場合は受診またはお電話でご相談ください。
③ 呼吸が苦しいときに確認しておいてほしい情報
- 呼吸の動画(最重要)
- 1分間の呼吸数の目安
- 咳の有無・回数
- 食欲・元気・飲水量の変化
- 呼吸音(ゼーゼー・ヒューヒューなど)
- 持病(心臓病・喘息・気管虚脱など)の有無
- 飲んでいる薬・最近の治療
- 誤飲・誤食の心当たり
病院に着くと呼吸が落ち着いてしまうことがあるため、自宅での動画が診断の大きな助けになります。
④ 呼吸が苦しくなる主な原因
- 心臓の病気:心不全などにより肺に水がたまる
- 気道の病気:気管虚脱、炎症、喘息、誤嚥など
- 肺の病気:肺炎、胸水、気胸など
- 異物:おもちゃ・骨・紐などが詰まる
- 熱中症:季節を問わず発生
- 痛み・発熱・ストレスでも呼吸が速くなることがあります
呼吸症状だけで軽症・重症を判断するのは非常に難しいため、違和感を覚えた時点で相談するのが最も安全です。
⑤ 迷ったときは、まずはお電話でご相談ください
夜間の呼吸異常は、飼い主さまにとっても動物にとっても大きな不安を伴うものです。
- 今すぐ受診が必要か知りたい
- 緊急度を判断してほしい
- 呼吸音や咳が気になる
- 動画を見て意見を聞きたい
- 持病があり少しの変化も不安
状況をお電話でお聞かせください(動画がある場合は、その旨をお伝えください)。
※ 本ページは、夜間救急に従事する獣医師の臨床経験をもとに作成しています。
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呼吸が苦しい症状は、けいれんや誤食と同時に起こることもあります。
心配な場合は、あわせてご確認ください。
夜間の受診に備えて、あわせてご確認ください。